2012/03/30

届く届く・・・

全国各地から 一品物ばかりがどしどし届きます

今回の仕入れで周った農家さんからの植物です








ここのところ植物の画像が無かったので 今回の仕入れの

ほんの一部を ご紹介







どいつもこいつも いい顔してるので 置き場は個性豊かすぎです



髪の長い女 風








12の筋が入る 非常にバランスのとれた個体

普通は 8本の筋が入ります








まるで ブロッコリー

普通は白いもじゃ毛が まじります









全方位に 均等に子供をつけた個体

見事な赤色も魅力です








黄色いフルーツのような珍しい個体








ただただ 不思議な物体

植物とは思いにくい








非常に細かいつくりの 奇妙な植物









白いベルベットをまとった 綺麗な個体

手触りも すごくいいです









扇のように ペラペラで 水の波紋のような模様が素敵









突然変異で生まれた でたらめな線









オレンジが綺麗な 個体










古いつぼ









全部つながっています

グネグネがすばらしい









と こんな感じですが こういった特殊なものが

今 何百体と叢に押し寄せてきています



明日も明後日も届きます

2012/03/29

どっさり仕入れ



今回の仕入れも一品ものを どっさり仕入れました

今までで一番仕入れた旅になりました




車には 見たこともないような 世界各国の植物が 満載です

ペルー メキシコ アメリカ ボリビア アルゼンチン チリ タイ マダガスカル ナミビア ケニア
南アフリカ モンゴル などなど





ただいま 朝日を背に 西神しています

2012/03/28

恐るべし銀座



トップデザイナー片山正通さんがデザインされた話題の

UNIQLO ginza を見学に行きました

当然ながらお客目線で 店内を見渡してみると

いたる所に工夫のてんこ盛り!




特に驚かされたのは 1階に販売機能を 持たせていないこと







一流の仕事を 拝見させていただきました











この駐車場が 満車だったことにも ついでに驚かされました

日本一高いんじゃないの?これ

2012/03/26

植物の生産



サボテンや多肉植物を 毎日毎日 仕入れまくっています

数々の打ち合わせにより 春に向けて 大量にモノが必要になってきました




様々なお客様のリクエストにお応えする為、生産体制も考慮して

いかなければなりません











生産とは 何をどれくらい 誰が行うのか ということを きっちり決めないと

まったく 進んで行きません

しかも植物の場合は 出来上がりが2年後 3年後は 当たり前のことで

簡単なプロダクト製品と違い だいぶ先を見越した商品開発になります








商品開発は 僕の最も楽しみの一つであり

新しい会社では どうしてもやりたかったことです

今は 生産の基盤を整えつつ 少し大きな規模で行う見通しを立てています









植物の生産とは 一般的には 種から育てる実生や

苗や原木を購入して 育てる生産があります

その際 ただ育てるのではなく 剪定などを加えて 仕立てて行く場合もあります




もちろんこういった 生産も考えていきますが 叢では 今までに考えられなかった生産方法を

考えております

商品が 期間をかけて生まれるのでまだ今は お話できませんが

それら商品が 世に出る時には あっと言われるようなものになると思います

2012/03/25

農家



愛知県をめぐり 静岡県をめぐり 神奈川県 千葉県と来ました

春の温かい陽ざしの中 40度以上になるハウスをぶんぶんと歩きます




農家さんごとに育てているものや 育て方 丁寧さが違い どこに行っても

面白いものがあります





今日も一品ものをたくさん入手しました

2012/03/22

今回の旅




今回の旅は 植木と観葉植物中心の旅




まずは関西で非常にいい話ができました

僕がサボテンや多肉植物を集める時に 最も重要視する ある部分を

15年も前から注目し 観葉植物で 実践して生産されてきた職人さんです




世界各国 日本全国を駆け回り 独自のセンスで植物をあやつる 本物のプロでした

今後 叢の観葉植物は すごいことになりそうです

どこにもない ぶっ飛んだ観葉植物を世に送り出しますよ!

2012/03/21

仕入れの旅



日本横断 仕入れの旅に また出発します

今回の目的は 結構山積みで 

たくさんのことを収穫してこないと いけません




15都府県を 巡る予定です

2012/03/20

桜を植える


富士枝垂れ桜という 繊細で雪のような白い花がつく

とてもきれいな品種の桜を 植えました




今にも つぼみが膨らみそうな 元気のある いい株で

これを育てた農家さん 一押しの 品でした






叢では 珍しい品種の植物も数多く扱いますが

どちらかというと枝ぶりや 幹肌が いい顔をしている植物を たくさん扱います






庭に桜を植えるとしても まず品種選びから入り

植えられるスペースに最適なサイズのもの

根の状態 特性 など いろいろな面から考慮して

日本各地から 叢的一品を 探し出します






今回の桜を植えた庭は 数年かけて完成させる 大きな敷地のプロジェクトです

完成したら とんでもない庭になるはずです











2012/03/13

春が来た




我が家は 山の上にあり市内中心部とは 完全に気候が違います

この冬は この家に越してから 初めての冬で 

しびれるほどの 寒さでした






しかし ここのところ そんな厳しい寒さはいつの間にか なくなり

朝起き上がるのも 苦でないです







植物たちも 春を感じたのか 新芽の準備のため葉を枯らすもの

冬の間花咲いていた花を枯らすもの

脱皮するもの

花芽をあげるもの

などなど

この時期は 植物に変化が起こりやすいので 

枯れてしまったのか あるいは 春を向かえ準備しているのか 

毎日よく観察しています













さて 僕ら人間は 春を何で知りますか?

カレンダーで知りますか?

インターネットで知りますか?

誰かに 聞きますか?

温度で知りますか?

勘ですか?

鼻がぐじゅぐじゅになって わかりますか?

それとも 植物に教わりますか?







これは 人それぞれで 季節の変化に敏感な人もいるだろうし

変化に気づかない人もいるかもしれません







それでは 植物は何で 春を知るのか 知っていますか?

温度で 春を感じる と思われているんではないでしょうか?



やっぱり 暖かくなってきたら 春だし

寒くなってきたら 冬ですよね

でも 時々 春なのに とても寒い日があって雪が降ったり

いきなり初夏の気温になったり することがあります

こんなことにいちいち左右されていたら 開花時期が ぐちゃぐちゃになりそうなもんです

開花時期がぐちゃぐちゃだと 植物にとって生存上大問題です

でも 植物の開花時期は ほぼ ぴたりです

川辺の桜なんかは 同時に開花します

見てると 不思議ですよね。














植物にかかわらず 多くの生物には 光周性(こうしゅうせい)があることが

認められています

光周性 とは 何かというと

暗さの長さで 季節を判断し 花芽を形成することをいいます





冬から春にかけて 夜の暗さがだんだんと短くなります

これを植物が感じ 花芽を作ります

落葉や塊根の形成なんかも 光周性によるものです



動物だと 毛が生え変わったり 冬眠したり 渡り鳥が動くのもこれによります




光というのは それだけ生命にとって大事ということです

日の出とともに起き 日没とともに寝るような 生活が一番生物らしい

生活なんでしょうね

今は 朝4時です・・・   寝ます







2012/03/09

切断





普通の人にとって 植物を切断するということは

= 殺す 生命を奪う  という印象があるのではないでしょうか?










元気に生きている植物の 一番太い幹の部分を 切る・・・

上下に切り離し 一個の個体を 二個に分離する・・・












植物の枝を剪定するとなると 人間でいう髪を切る程度のことで

考えるかもしれないですが

胴を ぶった斬るように 植物を切るのには 最初は勇気が要ります




もしかしたら 剪定すら躊躇する人もいるかもしれません






多くの サボテンや多肉植物は 非常に挿し木が 安易で

真っ二つに切った 上も下も 生かすことができます

切ることで得るメリットは 時に大きいため 慣れた人であれば

ザクザク切ります

画像の植物は かなり太い 竜神木という サボテンですが

こいつは いつも 切られています

切られるために 育てられています

だけど僕は 慣れた今でも 躊躇します








2012/03/08

曲鉢にサボテン



曲鉢という 古くからの技法で 作られた鉢に

三角鸞鳳玉(サンカクランポウギョク) という サボテンを 植えました






赤茶色の色と質感が そっくりで 

グニュってなった 感じも そっくり










ちなみに この植物は本来の形ではなく

成長過程で何らかの ストレスがかかり 

このような 奇形のような形になってしまったもの



植物の健康状態には問題はないのですが 

農家では まず捨てられてしまうものです

しかし 合うべき鉢に植えてあげることで

形のきれいな 優等生植物よりも かえってこの劣等生のほうが

いいこともある

というか 劣等生だからいい









植物の顔をじーっと見ながら 「お前はどの場面で 活きるんだ」と

語りかけています

2012/03/05

心が癒された瞬間





これを作ったおじいさんは 毎日発泡酒を飲みながら

サボテンを 接木するそうです

縁側で ぽかぽか太陽の下 さきいかでも食べながら

接木するんでしょうか

想像するだけで 癒されました










かっこよすぎて 面白すぎて たくさん買っちゃいました

こんな おじいさんは 永久に日本から いなくならないように

本気で祈ります

2012/03/04

千葉県グルグル



千葉県をまわりました

千葉県には以前には たくさんの植物の農家があったみたいですが

高齢化と不景気で 今では ずいぶんと少なくなってしまったようです









業者による盗難があとを絶たなかったために 今回訪れた農家さんでは

どこも貴重品が入っている檻やハウスにはガッチリ施錠してありました






ある農家さんのところでは 高額な植物が長いこと動かなかったためか

鍵が錆びていて 開かないというハプニング!

「こんなに 売れたのは 15年ぶりだぁ」 と笑ってました









この日の一番の収穫は 60年ものの古木



戦後間もない頃 とある高名なお坊さんが 実生して(種を撒いて) 育てたものの欠片です

欠片と言えど 60cmもある大きな植物です

そのお坊さんはお亡くなりになり 農家さんが譲り受けたものです

なんと 譲り受けてからこの日まで20年間 コンクリートの上に転がしっぱなし・・・

極端に土が少ない環境(元々掘り起こした時についていたわずかな土のみ)で

うねるようにもがきながら 育った跡が随所に見られるモンスターでした














ちなみにそこの農家さんでいただいた納品書は

ダンボールの切れ端と油性マジックで作成されました

2012/03/02

一期一会



三重県で探し当てた個体です








叢で扱う植物は 唯一無二で 独特な表情のある 植物がほとんどで

販売はするけれども 一期一会なことが常です

毎日がお別れです

手を離れていくことが うれしくもあり 悲しくもあります









画像の植物も もしかしたら二度とお目にかかれないかもしれない

貴重品です











この個体は仕入れた翌日に 手元を離れていくという 短い間の叢生活でしたが

きっと大事に育ててもらえると思います




画像はアップで全体像はわかりませんが 誰もが驚く

不思議な形をしています










ご覧になりたい方は HPにてしばしお待ちください

2012/03/01

一歩踏み出せば




とあるサボテンの農家さんで撮った写真です






画像は 金鯱(キンシャチ)という最も大きくなる種類の玉サボテンのものです

元々はトレーに 小粒の金鯱が入れてあり

それを数年放置した状態のものです











見てもらうとお分かりのように 大きいサボテンと小さいサボテンがあるのがわかると思います

どうして同じ大きさだったものが 同じ時間をかけて 違う大きさになってしまったか・・・





















あるサボテンは 鉢を破り地中へと根を出していき

あるサボテンは鉢の中で根を回している株なんです




大地へと到達した根は しっかりと根を張り 大きく育ち

根詰まりした株は 栄養不足で 色もよくなく 大きくなれずにいます









勇気を出して 恐れず一歩前に進めば 大きくなれる・・・

そんな ことが伝わってきそうな 絵でした








哲学的な サボテンでした

接ぐという昭和的感覚



ただいま静岡県です

とある農家さんから連絡が入り 急遽向かっているところです

こだわりの植木が見つかったそうです

現物をしっかり確認して それから納品してもらいます





昨日は 三重県を満喫しました

午前中は 兼ねてから欲しかった 「赤い宝石」を手に入れることができ その他にも

作り込まれた大株の芸術品や 不思議なアフリカの花などをゲットしました

後日紹介できると思いますが ものすごいものすごいものすごいものすごい 綺麗です



午後は午後で 大事な打ち合わせがあり 順調に進むことに決定しました

梅雨明けくらいには 大きなイベントと共に 公開できると思います

こちらも乞うご期待!








画像は 先日行った農家さんで仕入れた植物です

主にサボテン類ですが 接ぎ木という手法で栽培されています

接ぎ木というのは 2種類の植物を組み合わせます

昔は形状が面白いということで流行りましたが

今では 世間ではそれを面白いという見方をせず

どちらかというと 接ぎ木のデメリットを重く考え

マイナスで考えるのが主流です




こちらの農家さんは 未だに接ぎ木の面白い部分を活かし ヘンテコリンな接ぎ木を

作り続けています

昭和の遺物です

僕はこの感覚が大好きで 共感しまくりでした

今では接ぎ木は 事務的な意味でしかされることがありません

チャメっ気で接ぎ木を考える農家さんは 僕の知る限りでは

ここのおじさんだけです

僕にとって貴重な存在です